ロダンの考える人は、知らない人がいないくらい有名ですよね!
静岡県立美術館に「考える人」の像があるんですが、
でも、
俺は40年間以上知らなかった事実を初めて知り驚きました。
ロダンの「考える人」は単体の銅像だと思っていた
「考える人」は最も有名な像だと思います。
俺は、「像や彫刻で、何知ってる~?」って聞かれたら、
「考える人」か学校にいた「二宮金次郎」くらいしか知らないです。
美術の教科書にも出ていましたし、
CMにも「考える人」が出てくることもありましたしね。
この「考える人」は、考える人だけで単体の像だと思っていたんですが、
実は違いました。
実は「考える人」は「地獄の門」の一部だった!!
静岡県立美術館の「地獄の門」という
バカでかい門の像
を見上げた時に、
「あれ?あの人、
考える人にそっくりじゃない!?」
って思ったんです。
それで館員さんに「あれって、考える人ですか?」って聞きいたら、
「そうですよ」って返事がきました。
「考える人」の像
本当は、そういう事(地獄の門の像の一部)だったのか!!
地獄の門は、ダンテの長編詩『神曲』の「地獄篇」などを参考に
ロダンが作ったんですね。
俺の記憶では、ダンテとロダンがごちゃごちゃ混ざってしまっていました。
地獄の門の上の考えう人は「見ている人」ともいえる
「考える人」は単体では
何かを悩み考えている
イメージでしたが、地獄の門の真上にいる考える人は、地獄の門の様子を
ただ眺め見下ろしている
ようにも思えますね。
静岡県立美術館の「考える人」は本物!・・・本物は何体もある
静岡県立美術館にきて、「考える人」の事がいろいろわかったのですが、
館員さんに聞くと、
俺「考える人って本物なんですか?」
館員「え?本物?・・・本物というと本物です!」
ちょっと意味深だったんですけど、更に聞きますと、
これらの像は、彫刻のように像を削って作ったんではなく、
鋳造用の原型に流し込んで作られている
そうなんです。つまり、何体も同じものを作れるわけです。
静岡県立美術館の「考える人」は、その本物の型を使って作られた、世界に21あるその拡大像の一つだそうです!
つまり、本物!
さすがに、
ロダンが自ら作り触ったような像とかではないんですね。
「地獄の門」の上にいる「考える人」とはサイズが違うな?と思ったんですけど、
実は、
「地獄の門」上にいるのは63cm「考える人」で、後に独立した38cmの像や、183cmの拡大した像としても作られたそうなです。
≪地獄の門≫のティンパヌムから、地獄界で生前の罪を罰せられる人々を眺めおろし、人間の運命を思索している63cmの≪考える人≫は、後に独立した38cmの像や、183cmの拡大した像としても作られました。当館の作品は世界に21あるその拡大像の一つで屋外に展示されたことがないため保存状態が良いことが特徴です。
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/rodin/
なるほどね、
知らなかった~、また一つ理工になりました!
静岡県立美術館の情報
〒422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田53−2
たまには美術館に行くのも、良いもんですね!